児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

少年非行等の概要(平成19年上半期)

 被害児童は0歳まで下がってきています。
 罪名としては、強姦・強制わいせつと製造罪になるはずです。判例の傾向からみると、観念的競合でいいんじゃないでしょうか。

http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen3/syounen190808.pdf
少年非行等の概要(平成19年上半期)[H19.8.13 掲載]
児童ポルノの被害者
総数122
未就学 2
小学7
中学58
高校48

 この中だと、1件関与しています。不起訴になりましたけどね。

第3 主な少年非行事例等
(1) 児童買春事件
ア無職男性による児童買春周旋事件(千葉)
18年7月、無職男性(37歳)は、出会い系サイトを利用して募集した女子高校生(17歳)を会社員の男に紹介し、児童買春の周旋をした。19年1月、同無職男性を検挙した。
イ高校教諭による児童買春事件(島根)
19年1月、高校教諭(33歳)は、出会い系サイトを利用して知り合った女子中学生(14歳)等に対し、対償を供与して性交した。3月、同教諭を検挙した。
(2) 児童ポルノ事件
ア 無職男性による児童買春・児童ポルノ禁止法(児童ポルノの製作・製造・販売)
違反事件(埼玉・福島)
16年8月から18年5月までの間、無職男性(40歳)は、出会い系サイトで知り合った女子高校生(17歳)等に対償を供与して性交するとともに、わいせつな画像を撮影し、インターネットのホームページを利用して児童ポルノDVDを販売した。
19年2月、同無職男性を検挙した。
イ サイト運営会社社長等による児童ポルノ公然陳列事件(兵庫)
18年10月、サイト運営会社社長(37歳)等は、携帯電話のインターネット無料投稿サイトに児童ポルノ画像を投稿し、不特定・多数の者が同画像を閲覧可能な状態にして、児童ポルノ画像を公然と陳列した。19年4月、同会社社長等を検挙した。
ウ 大工男性による児童ポルノ提供事件(神奈川)
17年9月、大工男性(26歳)は、男子小学生の裸体を撮影し、インターネットの掲示板サイトで知り合った医師(60歳)に同画像が記録されたDVD−ROM1枚を提供した。19年5月、同大工男性を検挙した。

お医者さんも登場しています。