児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

最新重要判例250[刑法]

最新重要判例250 刑法 第6版

最新重要判例250 刑法 第6版

 買っちゃいましたが、
 重要判例250のうち、
  最高裁h15 (信用毀損)
  最高裁h18 (ダビングも製造罪)
  最高裁h18 (バックアップが販売目的)
が奥村事件です。
 ダビングを3項製造罪(姿態とらせて製造)とした最高裁H18.2.20については、「姿態とらせて」は実行行為ではないという見解をとられています。これだと児童淫行罪とは実行行為がかぶらないので併合罪になります。

http://www.koubundou.co.jp/books/pages/30158.html
“単独著者による1頁に1判例判例解説”
受験生必読の判例ガイド、待望の最新版!
「生きた刑法」を学ぶために必要な最新判例を中心に、単独著者により統一的に解説された待望の新版。この2年半の間に出された重要判例を加え、内容をさらに厳選・充実させた改訂版です。
 学界の第一人者である著者が、一貫した視点から最新の重要判例を選び、単独執筆による解説で統一的に理解できるよう工夫されています。1判例を1頁に収め、2色刷りにより読者がさらに取り組みやすいように配慮しつつ創りあげた判例解説の決定版。今回は39の新判例を追加し、削除した判例は36判例で、全体で262判例を収録しています。
 刑法を学ぶ学生、とくに司法試験受験生・法科大学院生の判例理解の便宜を図るために、判例を主役にしてその立場から論述し解説をコンパクトに付した、判例整理に最適の1冊です。

前田先生、「姿態をとらせ」が身分犯の「身分」だなんて、最高裁判決前には一回も言ってなかったですよね。