児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

虚偽自白の事例(福島県警)

 逮捕・勾留されると、捜査官に負けちゃうんですよね。
 供述の変遷の理由については、録音録画でもされてないと分からないままでしょうね。

 奥村の経験では

  • わいせつ画像の送信(罪にならない)について、「メール送信がわいせつ物の頒布罪になることは知っていました。」と供述した事例
  • 児童ポルノ画像のダウンロード販売(改正前は罪にならない)について「メール送信が児童ポルノの販売罪になることは知っていました。」と供述した事例
  • 買春相手が19歳という名刺を配っていたのに、保管していなかった被疑者(在宅)が、「18歳未満だと聞いていました」と供述した事例(これは多い)

などがあります。
 年齢不知・年齢知情のところなんて紙一重なんで、当初否認が自白に変わっている場合には、妥協していることが多いと思います。
 大の大人が供述して署名指印しているとなかなか崩せないんですよ。署名指印するまえに弁護人に相談して欲しいところです。
 しかし、在宅で弁護人がいちいちアドバイスしていても、不本意な供述取られてくることもしばしばなので、依頼者の供述をどうコントロールするかには苦心します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070204-00000087-jij-soci
防犯ビデオに2人組の姿が映っており、郡山署が映像を基に捜査し、先月27日、男性ら2人を器物損壊容疑で逮捕した。
 男性は任意の事情聴取に対して否認。その後、徐々に認める供述を始め、逮捕時には「自分がやったことに間違いない」と供述していたという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070204-00000064-mai-soci
ビルの分電盤扉に落書きしたとして器物損壊容疑で逮捕した同県郡山市の自営業の男性(30)をアリバイがあったとして釈放した

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070205-00000018-san-soci
男性はビデオに写っていた2人のうち1人に容姿が似ていたとされるが、2月3日に親族らが「事件当時は一緒に過ごしていた」と証言。同署は男性が犯行に関与していないことが判明したとして、4日に釈放した。共犯者の割り出しは引き続き進めるとしている。
 男性は任意の事情聴取に対し容疑を否認したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070204-00000313-yom-soci
ビルの防犯カメラに男2人の犯行の様子が映っており、店長の供述などから逮捕。男性は否認していたが、一度は容疑を認めた。その後、家族がアリバイがあるとし、署で確認したところ、事件当時、親類宅にいたことがわかった。
 店長の調べは続いており、別の男がもう1人の容疑者として浮上している。