旭屋書店で買って帰ります。
こっちは訴訟担当ですが、これが法廷で通用するかどうか?
「決定版」って言われても、類書書く人いないよな。
http://www.gyosei.co.jp/shinkan/search.cgi?BOOKNUM=3&VAL=Data/sin003.txt
書 名: よくわかる 改正児童買春・児童ポルノ禁止法編著者名: 森山眞弓・野田聖子/編著
判 型: A5
体 裁: 単行本
定 価: 2,800 円
本 体: 2,667 円
ISBNコード: ISBN4-324-07587-5
発行年月 2005/3/10
内 容: 「改正児童買春・児童ポルノ禁止法」(平成16年7月施行)を立法担当者が条文ごとに詳しく解説。同法の運用に係るQ&A、制定・改正の経緯、関係資料等も収録した決定版。
目次
第1章 法律制定・改正の経緯
第2章 法律の規定の解説
第3章 Q&A(全68問)
参考資料
追記
前半に「奥村徹弁護士」が登場しています。
改正法制定の内幕が説明されており、一読の価値あり。
5冊くらい買います。
未公開判例をもっと入れて、罪数についての記述を入れてもらえればと思いました。
裁判所に宛ててまえがきを紹介しておきます。
「まえがき」から
残念なことに、この法律の施行後も児童買春・児童ポルノにかかる事件は増加の一途をたどっています。また、児童の権利擁護にかかる国際的取組は、日本の努力よりさらに一歩も二歩も先を進んでおり、私たちはさらに適正な法改正の緊要性を痛感しておりました。このよ
うな経緯から、自由民主党は2002年から本格的に同法の見直し作業を開始し、与党協議を経て改正法案を提出し、2004年6月に改正法の成立をみたところです。すでに改正前の法律については、『よくわかる児童買春・児童ポルノ禁止法jの中で法律の趣旨、内容を解説し、多数の読者の皆さんにご理解をいただいておりましたので、新たな改正の内容を盛り込んだ、この本を改めて発刊することにいたしました。
世界に前例のない少子高齢社会となった日本では、まさしく、人こそが国家のもっとも大切な資源、財産です。子どもたちが幼いときから人として認められ、愛され、守り育てられることなくして、この日本の財産が数のうえで増えることも、質のうえで高められることもないはずです。私たち大人が自己の責任と義務として、子どもが揺らぎない安心感のなかで、もてる能力の花を開けるようにしてやることこそ、現下の日本社会にとって何よりも大切な取組だと思います。
そして更に、日本から世界全体に日を転じますと、児童買春・児童ポルノにも関連し、子どもの売買が非常に多いことにも深く憂慮しています。一説には、年間約120万人の子どもが人身売買の犠牲になっているとの指摘(ユニセフの推計)もあります。ごく最近の例で見ても、インドネシア・スマトララ島地震により、親を失うなどした多くの子どもが人身売買の犠牲になりつつあると言われています。貧困などの社会的要因だけでなく、こうした自然災害ですら、それにより一番犠牲になりやすいのは、子どもなどの弱者であり、私たち大人が子どもの権利を守るための努力を片時でも惜しむことは国際的にも決して許されません。
この小さな本が私たち立法者の気持ちを少しでもご理解いただくことに役立ち、子どもたちの人権が守られ、明るい未来への確かな道標となれば幸いです。
2004年12月