援助交際相手が補導されて、いわば尻に火がついた人からの電話なんですが、
弁護士に相談して着手金30万円(略式命令で終わったら成功報酬30万円)を支払って、弁護人を選任したが、
方針は「自首を勧める。弁護士は忙しいから同行しない。特段の準備はしない。」ということで、最寄りの警察に単身で出頭した。
ところが、後日、別の県警から呼び出された。
弁護人弁護士の方針は、相変わらず「弁護士は忙しいから同行しない。特段の準備はしない。」
で、奥村弁護士ならどうするかというご相談なんです。
要するに、このBLOGのFAQをよく読んでくれということになります。
「被害児童1名1件なら略式で罰金、それ以上だと公判請求。原則として逮捕・勾留される。刑事処分は甘受するとして、捜査活動の先取り・被害弁償などで捜査機関のお慈悲をもって逮捕をできるだけ勘弁してもらうもらうための弁護活動を提案する。
ということになります。結構、実績(起訴猶予、在宅で略式・・・)が出ているが、弁護士は東奔西走を強いられるので、弁護士のスケジュールが合わないと、逮捕が先行することになる。
経験もないのに、
着手金30万円
略式命令で終わったら成功報酬30万円
弁護士は同行しない
というのでは、すなわち、弁護士は何もしない・動かないということですよね。相談者が逮捕される危険性は一向に変わらない反面、弁護士としては楽です。
まあ、関東方面の相場なのかもしれません。「着手金150万円」という東京のヤメ検よりは良心的か。