個別の研究者向けの講演なので、個人情報保護法の話はちょっとだけで、法的責任について語ります。
「情報漏洩対策」って、どうせ漏れるんでしょ。悪い人もいるし。バグもあるし。
民事的には不法行為の話で、刑事的には不正アクセス罪とか児童ポルノ罪とか著作権侵害罪とか。そりゃ、京都の話もあるわけだ。
結論としては、備えあれば憂いなしで、委縮する要無し。
http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/taikai/67kai/event.html
■特別トセッション(3):情報漏洩対策
3月3日(木)14:30-17:00【第2イベント会場(B棟1F 101教室)】
顧客情報漏洩事件が頻発し、社会問題となっている。社内秘に扱われる個人情報や社内文書などの情報漏洩は、社会的信用を失い、また経済的なダメージも多大であるため、情報漏洩対策は企業の経営課題の一つとして注目されている。情報漏洩対策の実現のためには技術的対策が不可欠である。virus などから情報を守るためには、firewall や anti-virus だけでは完璧とは言えず、通信やセキュリティなどの技術が必要であり、また、それら全てをマネージメントするトータルソリューションも必要である。さらに、顧客情報漏洩事件に見られるように、技術は人が使うものであるので、技術だけでは万全な対策は困難である。来年4月に施行される個人情報保護法を含め、研究者・技術者側も法的対応を早急に検討していく必要もある。そのような状況を踏まえ、この特別セッションでは、情報漏洩対策の可能性と方向性を検討する。14:30-15:15 基調講演:技術者/研究者(エンジニア)の法的責任 個人情報保護法完全施行を控えて
奥村 徹(奥村&田中法律事務所)
15:30-17:00 パネル討論: 情報漏洩対策における技術と法律
司 会 :林 淑隆(キヤノンシステムソリューションズ)
パネリスト:大木 栄二郎(IBMビジネスコンサルティングサービス),奥村 徹(奥村&田中法律事務所),小島 肇(龍谷大),白川 理(キヤノンシステムソリューションズ)