児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「ウイニー」で画像をダウンロード、ネットのオークション利用しCD−R販売。

http://www.sankei.co.jp/news/sokuhou/sokuhou.html#22:45

 話題のwinnyにからめるところが、愛知県警広報上手ですね。winnyでdlして販売した事例は沖縄県警にもありますよ。沖縄県警も頑張っている。広報は下手だが。

 これもwinnyの弊害なんですが、児童ポルノとか名誉毀損とか個人情報の場合は、半永久的に個人的法益が害されますから、著作権侵害より深刻だと思いますね。

 児童ポルノのdlは違法は違法だと思うんですが(処罰されたことはありませんが)、購入者、オークションにアクセスできるんなら、winnyもできるわけだから、タダで入手できたはずです。買って初めて気付くのかもしれませんが。
 有体物を移動させて、しかも対価を得ようとすると、あちこちアシがつくわけですよ。

 たくさんの児童ポルノファイルがwinnyで流れ続けているところから、ちょっと汲み出して販売した。新たな法益侵害は少ないと言えないでしょうか?那覇地裁。即日結審ですが。