児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

塩澤一洋「法律家が見るIT業界(21)winnyの開発は違法か」アスキー'04.7

塩澤一洋「法律家が見るIT業界(21)winnyの開発は違法か」アスキー'04.7
確かにWinny自体は合法にも違法にも使える「中立的な道具」である。しかし,Winnyはファイル名で検索してファイルを探し出すシステムであるから,ファイル名がわからないオリジナル楽曲などが検索される可能性は極めて低い。また一般に著作者は評価を得たいのだから作品を匿名で公開するとは考えにくい。だとするとWinny開発者がその違法な利用を認識し得たとされる可能性は十分にあろう。あとはこれらの要素に閲し検察側がどのように立証するかの問題である。