児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童(14)に裸写真を撮らせたり、送らせたりした者の責任

 法文上、児童が製造罪の正犯だと思います。
 間接正犯の道具というほどのコントロールはありません。

女子中生の裸画像を携帯に記録し逮捕 児童ポルノ製造容疑 七条署(読売新聞) - 2007年7月26日(木)
 女子中学生の裸を撮影したデータを携帯電話に記録したとして七条署は25日、容疑者(32)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で再逮捕した。
 調べでは、容疑者は6月中旬、携帯電話の「メル友」募集サイトで知り合った埼玉県深谷市内の中学2年女子生徒(14)に「脱いだ写真を送ってほしい」と持ちかけ、女子生徒に上半身裸の写真を携帯電話のカメラで撮影、データとして記録させ、児童ポルノを製造した疑い。

フィルタリング万能論

 思慮浅く、好奇心旺盛な人に、ネット端末を持たせているわけで、不特定・多数の他人と接触できる限り、サイトごとに規制しても被害は減りませんよね。
 これで儲けてる携帯電話会社の責任が追及されないのが不思議です。

児童福祉犯、37%が有害サイト発端 県内上半期、性的被害が半数以上
2007.07.27 秋田魁新報社
児童福祉犯、37%が有害サイト発端
 県内で今年上半期(一―六月)、子どもの心身に有害な影響を与える「福祉犯」の被害者は二十七人で、このうち出会い系サイトなどの有害サイトがきっかけとなったのは37%に当たる十人に上ることが二十六日、県警少年課のまとめで分かった。
 有害サイトがきっかけとなった割合は昨年同期も三割台となっており、同課は被害防止策として、サイトの閲覧を制限する携帯電話の「フィルタリングサービス」の利用を呼び掛けている。

子どものケータイ 「出会い系」被害絶えず 市教委など呼び掛け 規制サービス活用を
2007.07.27 神戸新聞社
 パソコンや携帯電話から、出会い系やアダルトサイトへの接続を制限する「フィルタリング・サービス」。神戸市教委は夏休みを前に、利用法を紹介する保護者向けプリントを各校に配った。警察庁によると、昨年、出会い系サイトに絡んだ事件の被害者のうち十八歳未満の少女が83%を占めた=表。大半が携帯電話でインターネットに接続しており、児童買春だけでなく、強かんや強制わいせつなど性的被害に遭うケースもあった。
 二〇〇三年九月に施行された、いわゆる「出会い系サイト規制法」。十八歳未満の利用などが禁止されたにもかかわらず、被害は後を絶たない。
 今年二月、中学生を含む十四−二十三歳の女性らが、携帯電話のカメラで自分の裸などを撮影し、わいせつ画像を募集するサイトに投稿したとして、兵庫県警に児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの疑いで書類送検された。調べに対し、女子中高生らは「投稿画像にコメントが寄せられ、反響がうれしかった」などと供述。安易な動機に捜査員も驚いたという。

トイレ個室に招きガムテープで目隠しし両手を縛り自分の指をなめさせた行為をわいせつ行為とした事例(前橋地裁H19.7.27)

 最近、傾向犯じゃないという見解があるんですが、それだと、「目隠しし両手を縛り自分の指をなめさせた行為」というのは、わいせつから外れそうな気がします。
 単発の1罪とすれば重いと思いますが、地位利用とか常習性があれば、重くないですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070728-00000145-mailo-l10
伊勢崎の女児強制わいせつ:教え子にみだらな行為、元教諭に実刑−−地裁判決 /群馬
 教え子にみだらな行為をしたとして強制わいせつ罪に問われた伊勢崎市波志江町、元小学校臨時教諭(43)に対する判決公判が27日、前橋地裁であった。中野哲美裁判官は「教諭の立場を最大限に悪用して性的欲求を満足させ、極めて悪質。校内でわいせつ行為を受けた被害児童の精神的衝撃は計り知れない」として懲役2年(求刑・懲役3年6月)の実刑判決を言い渡した。
 判決によると、1月19日、清掃時間中に女児(当時9歳)をトイレ個室に招きガムテープで目隠しし両手を縛り自分の指をなめさせるなどした。以前にも特定女児らをトイレ掃除担当に指名。逆さづりにし下着を見るなどの行為を繰り返した。
 傍聴後、女児の父親(37)は「娘の心の傷を思うと2年は短いが、判例からすると重い方ではないか。娘の教師への不信感が消えないのが心配」と話した。母親(33)は疲れた様子で家族らに支えられ法廷を後にした。

管理路ウォーク

 大鳴門橋は鉄道併用橋(暫定的自動車専用)で、すでに、鉄道用スペースを利用した「渦の道」というのがあるんですが、
http://www.uzunomichi.jp/
途中までしか行けません。
 観潮船業者との調整でそうなっていると聞いています。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070728ic02.htm
家族連れなど約100人が眼下に広がる鳴門海峡の渦潮を眺めながら「空中散歩」を楽しんだ。

http://www.jb-honshi.co.jp/press/070604press-2.html
今回の管理路ウォークは、大鳴門橋の点検用管理路(路面下桁内の通路(約1.6㎞))を使って、うず潮で有名な鳴門海峡を淡路島側から鳴門側まで徒歩で渡りきっていただくイベントです。

 徳島の人は、いまでも新幹線が通ると期待していると聞いたことがあります。