児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

フィルタリング万能論

 思慮浅く、好奇心旺盛な人に、ネット端末を持たせているわけで、不特定・多数の他人と接触できる限り、サイトごとに規制しても被害は減りませんよね。
 これで儲けてる携帯電話会社の責任が追及されないのが不思議です。

児童福祉犯、37%が有害サイト発端 県内上半期、性的被害が半数以上
2007.07.27 秋田魁新報社
児童福祉犯、37%が有害サイト発端
 県内で今年上半期(一―六月)、子どもの心身に有害な影響を与える「福祉犯」の被害者は二十七人で、このうち出会い系サイトなどの有害サイトがきっかけとなったのは37%に当たる十人に上ることが二十六日、県警少年課のまとめで分かった。
 有害サイトがきっかけとなった割合は昨年同期も三割台となっており、同課は被害防止策として、サイトの閲覧を制限する携帯電話の「フィルタリングサービス」の利用を呼び掛けている。

子どものケータイ 「出会い系」被害絶えず 市教委など呼び掛け 規制サービス活用を
2007.07.27 神戸新聞社
 パソコンや携帯電話から、出会い系やアダルトサイトへの接続を制限する「フィルタリング・サービス」。神戸市教委は夏休みを前に、利用法を紹介する保護者向けプリントを各校に配った。警察庁によると、昨年、出会い系サイトに絡んだ事件の被害者のうち十八歳未満の少女が83%を占めた=表。大半が携帯電話でインターネットに接続しており、児童買春だけでなく、強かんや強制わいせつなど性的被害に遭うケースもあった。
 二〇〇三年九月に施行された、いわゆる「出会い系サイト規制法」。十八歳未満の利用などが禁止されたにもかかわらず、被害は後を絶たない。
 今年二月、中学生を含む十四−二十三歳の女性らが、携帯電話のカメラで自分の裸などを撮影し、わいせつ画像を募集するサイトに投稿したとして、兵庫県警に児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの疑いで書類送検された。調べに対し、女子中高生らは「投稿画像にコメントが寄せられ、反響がうれしかった」などと供述。安易な動機に捜査員も驚いたという。