児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 hp3@okumura-tanaka-law.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

11/14に同一女性に性的な動画を要求した行為を11/15に強要未遂で逮捕して、11/13に脅迫して画像を送信させた行為を12/19に逮捕した事例(起訴猶予)

11/14に同一女性に性的な動画を要求した行為を11/15に強要未遂で逮捕して、11/13に脅迫して画像を送信させた行為を12/19に逮捕した事例(起訴猶予

 11/13~14に、女性に脅迫して撮影・送信させたという一個の行為について、2回逮捕した違法があります。
 脅して撮影送信させた行為について、11/14の行為は強要罪、11/13の行為を強制わいせつ罪とした点で、罪名も定まっていません。
 東京高裁判例によれば、「送信させ」はわいせつ行為ではありません。
 警察はわいせつ行為と評価される場合とその範囲をよく理解してないようです。

11/13 身分証など女性の個人情報を女性のスマホに送った上で「返信来なかったら全部さらす」などと脅し、裸の画像を要求、送信させた疑い
11/14 女性に性的な動画を要求
11/15 強要未遂容疑で逮捕
12/6 強要未遂で起訴
12/19 11/13の強制わいせつ容疑で再逮捕
12/28 強制わいせつ罪は不起訴

強制わいせつ 容疑男再逮捕 松江署=島根・続報注意
2022.12.20 大阪朝刊 29頁 (全412字) 
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 交際していた松江市内の女性を脅し、スマートフォンで裸の画像を送らせたとして、松江署は19日、容疑者を強制わいせつ容疑で再逮捕したと発表した。遠隔でわいせつな画像を送信させるなどの行為は「リモート強制わいせつ」と呼ばれ、県警での逮捕は初めてという。
 発表によると、容疑者は11月13日、身分証など女性の個人情報を女性のスマホに送った上で「返信来なかったら全部さらす」などと脅し、裸の画像を要求、送信させた疑い。容疑を認めているという。
 容疑者は、同14日にこの女性に性的な動画を要求し、強要未遂容疑で同15日に逮捕されていた。
 [続報]
 2022年12月29日付大阪朝刊23面
 =の男性不起訴=島根
 女性を脅してスマートフォンで裸の画像を送らせたとして、強制わいせつ容疑で松江署に逮捕された男性について、松江地検は28日、不起訴とした。理由は明らかにしていない。
読売新聞

 強要未遂は起訴されているようです。

https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/314667
松江署は、同じ女性に対する強要未遂で11月15日に男を逮捕。12月6日に起訴された。