児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「その画像すごいね」ネットでほめ合いエスカレート 児童ポルノ愛好家ら30人超を摘発

 無償でもひどい画像がやりとりされていて、自慢するために新たな製造行為(性犯罪・福祉犯+撮影)が行われます。
 だから、無償取得行為も当罰性・可罰性があるんですよね。有償取得のみを処罰する条例はこの点で理解不足です。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130407/crm13040707010002-n2.htm
■押収した画像・動画は11万点!!
 被害児童数は179人に上り、県警が押収した画像や動画は10万9570点と膨大な数だ。中には身内の子供を撮影した画像も入っていたという。
 また、児童ポルノを商売に利用するケースもある。県警は今年4月1日、児童ポルノ提供などの疑いで、千葉県習志野市の無職の男(27)と東京都江戸川区の無職の男(32)を逮捕。2人は約3年前に知り合って販売を始めたが、もっぱら生活費に充てるためで、児童ポルノ自体には興味がなかったという。
ネット介して犯罪がエスカレート
 県警によると、愛好家らはサイト上で画像交換をして交流を図り、コミュニティーを広げていく。面と向かって人に言えない自分の趣味を共有する場として仲間が集まってくるという。
 「その画像すごいですね」
 「○○のような画像ください」
 仲間がサイト上にアップした画像にコメントをしてほめると同時に、自らも「もっとすごい画像を」と、お互いが助長し合ってエスカレートしていく。
 ネット普及以前は、児童ポルノはビデオ販売店などで売られ、捜査でも店舗を摘発するケースが多かった。しかし、ネット上で画像交換が行われるようになり、県警はサイバーパトロールを強化。愛好家らの摘発と同時に、昨年は犯罪の温床となっている12のサイトを閉鎖させた。