そういうこともあるんですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00000308-mailo-l46
論告で検察側は、「命を預かる船長でありながら、基本的措置もとらず過失は重大」と、指摘した。
一方、弁護側は「当時の波高は直ちに転覆の危険が生じるほどではなく、予見可能性は低かった。また被告は真摯(しんし)に反省し、5人の遺族とも示談が成立している」として、猶予付き判決を求めた
◇「残された痛み感じて」−−遺族のさん実刑求め
被害者参加制度で、県内で初めて法廷に立った遺族(54)は結審後、記者団の取材に応じ、「法廷に立ち、気持ちを伝えられてよかった」と、感慨深げだった。また、遺族女性(氏名など非公表)も「参加」。代理人弁護士を立て、傍聴席から見守った。
さんは、転覆事故で弟(当時45)が行方不明に。「昨年5月に亡くなった母の無念さを分かってください」などと涙に言葉を詰まらせながら意見陳述。検察官が禁固3年を求刑したのに続き、神妙な面持ちで「残された家族の痛みを感じてもらいたい。実刑を望みます」と、用意されたメモを読み上げた。
結審後、さんは「自分の声で求刑できたことは大きかった」と、意義を語った。
一方、被告の弁護士は「過失事件の被告に遺族の思いをぶつけるべきか。法廷がリンチ場になってしまう」と疑問を投げかけた。法廷でもさんに対し、「被告は在宅(起訴)でこれまでに会うこともできたはず」などと問いただす場面があった。
また、うつむき加減に法廷を出てきた被告は、毎日新聞の取材に「今後も謝罪の努力を続けていきたい」と答える以外はノーコメントだった。