児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

法廷から】「結婚考えていた」と“言い訳” 14歳少女を性の対象にした43歳男

 どっちに転ぶかわからないこんなやりとり、傍聴するにはおもしろいですが、弁護人はたまらないですね。
 検察官や裁判官のこういう質問はFAQですから準備不足です。
 検挙前にはどうせ分かってなかったんだから、児童ポルノ・児童買春の侵害法益とかを学習させて反省させた経過を書面で報告すればこんなことにはならないと思います。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081009/trl0810091357004-n1.htm
 検察官「普通、40歳くらいの男性の恋愛対象が10代になりますかね」
 被告「それは、人それぞれだと思います」
検察官「ただ欲望を満たすための性的対象としてしか見てなかったんでしょう。被害者に3回会って、ホテル以外の場所に連れて行ったこと、ないですよね」
裁判官「恋愛感情も何も、あったもんじゃないじゃないですか。今まで本気で付き合った人はいるわけ?」
 被告「はい」
 裁判官「今は、そういう女性を求めなくなったわけですか」
 被告「いや、そういうわけでは…。そういう人がいたら結婚したいと思います」
 裁判官「お母さんの望みも、きっとそういうところにあるんじゃないの? 家庭を築いて、孫を生んで。あなたも娘の親になったら、被害者の親の気持ちがどういうものか分かりますよ」