児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

電話接見〜6月から

 申し合わせ事項が回ってきました。
 弁護士が最寄りのアクセスポイント(地検・法テラス)から電話するという制度なんですが、一見すると、

  拘置所    アクセスポイント
 東京拘置所東京地検・法テラス東京
 大阪拘置所大阪地検・法テラス大阪
 神戸拘置所神戸地検・法テラス神戸

という対応関係になっていて、

 神戸拘置所大阪地検・法テラス大阪
 大阪拘置所神戸地検・法テラス神戸
 東京拘置所大阪地検・法テラス大阪

は不可と読めます。
 せっかく「アクセスポイント」の設備を設けたのに、市内通話しかできないようです。
 神戸地裁からの控訴事件を受けた大阪の弁護士は電話接見できないということでしょうか?
 市外通話OKですよね?


追記
 法テラスに聞いてみましたが、やっぱり神戸・京都の拘置所から大阪のアクセスポイントというのはダメみたいです。
 事件は県境をまたぎますが、お役所・弁護士会はどうしても都道府県単位です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070501-00000059-mai-soci
<電話接見>6月から16署で試行 警察庁日弁連合意
5月1日15時1分配信 毎日新聞
 警察庁と日本弁護士連合会は1日、逮捕され、警察署に拘置中の容疑者、被告と弁護士が電話で連絡を取れる「電話接見」を北海道、沖縄など9道県の16警察署で試行することで合意した。6月以降に順次スタートする。交通の便の悪い地域で弁護士と容疑者双方の便宜を図るのが目的で、状況を見てさらに他県に拡大することも検討する。 電話接見を試行するのはほかに岩手、群馬、三重、奈良、岡山、徳島、熊本の各県。16警察署はいずれも都市部から車で数時間かかる場所が選ばれた。
 試行計画ではまず、原則として県庁所在地にある警察署を拠点署に指定。弁護士はこの拠点署まで出向き、遠隔地の警察署に収容されている容疑者らと通話する。弁護士は携帯電話を使用するが、容疑者らは面会室の固定電話を使用する。時間は15分以内。通話料金は弁護士側が負担する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070501-00000306-yom-soci
容疑者・被告の「電話接見」、16署で試行へ
 警察庁は1日、警察署の留置場に拘置されている容疑者や被告が電話で弁護人と連絡を取る「電話接見」について、6月以降、9道県(16警察署)で試験的に始めることを決めた。
 北海道(伊達、室蘭署)、岩手(宮古、久慈、釜石署)、群馬(館林署)、三重(尾鷲、熊野、紀宝署)、奈良(五条署)、岡山(津山、真庭署)、徳島(三好署)、熊本(人吉、天草署)、沖縄(宮古島署)の各道県で、警察署は、いずれも道・県庁所在地から離れた場所を選んだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070501-00000061-jij-soci
警察庁日弁連は1日、逮捕され、警察署に拘置中の容疑者が弁護人と電話で連絡できる「電話接見」について、6月以降、9道県の16署で試行することで合意した。
 試行対象は、北海道、岩手、群馬、三重、奈良、岡山、徳島、熊本、沖縄の県庁所在地から離れた場所にある16署。
 電話接見する際、弁護人は容疑者が拘置された警察署と前日までに日程調整し、指定された警察本部や都市部の警察署に出向いて、自分の携帯電話で拘置先に電話する。