被害児童の年齢からして、１７６とか１７７も視野に入るわけです。
早々にそっちを示談しておかないと、起訴後に示談しても、厳しい量刑です。じだんできるかどうかはわかりませんけど。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060718-00000024-san-soci
１１歳の小学６年の女児２人に現金を渡し、和歌山市内のホテルでわいせつな行為をした疑い。女児が現金を持っていたため、保護者が問いただしたところ、発覚した。
事案によって弁護活動もいろいろでして、以前、１２歳の買春事件を捜査弁護して、年齢知情を争って、罰金にしてもらったことがあります。
事情によっては、被害者の帰責性も考慮される余地もありますが、不用意に飛びついちゃうと、逆効果になりますので、くれぐれもご注意下さい。
追記
児童買春罪を含む事件の年齢と刑期別の集計です。年齢低いほど重いのが何となくわかりますか？
10才 懲役1年 08月 実刑
11才 懲役1年 06月 執行猶予4年保護観察
11才 懲役4年 実刑
11才 懲役2年 06月 実刑
12才 懲役1年 執行猶予3年
12才 懲役1年 06月 執行猶予4年
12才 罰金５０万円（奥村事件）
12才 懲役1年 02月 執行猶予3年
12才 懲役2年 執行猶予4年
12才 懲役2年 06月 執行猶予4年
12才 懲役2年 執行猶予3年
12才 懲役1年 06月 執行猶予3年
12才 懲役2年 04月 実刑
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20051229/1135853428にも書いていますが、奥村説は、強姦罪（強制わいせつ罪）一本説（法条競合）。この場合は児童買春罪は成立しないと言い切ります。
