相変わらず、
検挙されるかどうか、逮捕されるかどうか
という電話相談が多くて、弁護士も答えようがないので、謝絶しています。
逮捕(+報道、懲戒処分、社会的制裁)が怖いから滅入ってるような人や、別途悩み事があって過去の罪が俄に不安になった人もいます。近所で摘発されると一気に不安になる。
自殺をほのめかす人もいて、いのちの電話みたいです。
そんなに悩むのであれば、弁護士からのアドバイスとしては、「自首」か「警察相談」を検討してください。
自首は法律上の減軽事由(任意的)ですから、迷ったら検討してください。要領というものがありますし、被害者との対応もありますので、最寄りの弁護士に相談されるのがよろしいかと思います。
http://www.nichibenren.or.jp/jp/hp/houritu/soudan/houritsusoudan.html
従来は
検挙されるかどうか、逮捕されるかどうかは、
占い師か祈とう師に見て貰ってください
と言ってたんですが、本当に占ってもらった人がいて、
日常業務に精進せよ 嫌疑は去るであろう
なんて言われて、見料1万円だったとか。逮捕されうる状況は変わってない。
こういう相談サイトで恐喝されたりという話も聞いています。
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20040903#p4
弁護士だからいうんだけど、やっぱり、民事・刑事の両方やれるのは、弁護士だけなんですよ。
取調は量的には逮捕された場合と同じですが、断続的に続きますが、在宅事件で処理してもらって、弁護士のアドバイスを受けながら、自主的に民事刑事の責任果たせば、少しは気楽になるんじゃないでしょうか。もう少し生きる望みも出てきます。
実例としては、ちょうどこんなことした公務員の自首に付き合いましたが、
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20040911#p3
かれこれ数ヵ月、ときどき取調があり、証拠物も押収されましたが、まだ、まだ、逮捕されていません。刑事処分は見えませんが、ここまでくると、もういまさら逮捕しても調べることもなくてしょうがない状況です。公務員としての地位とか、退職金は助かったといえるでしょう。
取調の量(時間)や質(取調官の態度)は逮捕された場合と同じだと思います。精神的なプレッシャーは相当でしょうが、そこで、自分の罪の責任を感じて欲しいものです。
だからといって、
明日自首するから付き添ってくれ
と言われても、困ります。
警察の捜査に先んじないと自首の意味がないので急ぐことは急ぐのですが、法律上の「自首」を一発で決めるのには弁護士との綿密な準備が必要です。
おはやめに、最寄りの弁護士に相談されるのがよろしいかと思います。
http://www.nichibenren.or.jp/jp/hp/houritu/soudan/houritsusoudan.html
御相談は、くれぐれも、大阪の奥村弁護士ではなくて、「最寄りの弁護士」へお願いします。