児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

スポーツウエア(1万円相当)がの対償とされる事案(京都府警)

 娘が知らない服を着ていたら要チェック。

事件・事故:児童買春容疑で男逮捕 /京都
2007.04.24 毎日新聞社
調べでは、容疑者は先月20日、山科区のホテルで、携帯電話の出会い系サイトで知り合った山科区の無職女性(17)が18歳未満と知りながら買春した疑い。スポーツウエア(1万円相当)を対価として渡していた。

「泉の広場」売春

 遊客も児童買春罪で検挙されていますが、そんなことになっていたとは。
 遊客はナンパした少女に小遣いやって付き合っていたつもりなのに、被害児童はビジネスだったということもあるでしょう。しかもその「小遣い」を組織がピンハネしていた。

http://www.asahi.com/national/update/0424/OSK200704240024.html
家出中学生誘い売春させた容疑 元組長ら7人逮捕 大阪
 大阪・梅田の地下街「泉の広場」で、家出中の女子中学生らを誘って、売春させたとして、大阪府警は24日、7人を売春防止法違反の疑いで逮捕した、と発表した。容疑者らはスカウトした少女を、売春相手の客が見つかるまで、同市北区内のカラオケ喫茶店で待機させていたという。
 調べでは、容疑者らは、泉の広場で、「安心して稼げる」などと少女らをスカウト。昨年9月〜今年2月、大阪府内の公立中2年の生徒を含む14〜19歳の少女6人を同市内の複数の民家に住ませたうえで、夜間、同市北区堂山町のカラオケ喫茶で待機させ、会社員らに売春させた疑い。
 この少女6人を含む計十数人を売春させ、容疑者らは昨年9月〜今年2月の半年間に約5000万円の利益を得ていたという。

被害者のPTSDは致傷として起訴されているのか?

 PTSDが致傷罪として主張される場合と、非致傷罪の情状として主張される場合があります。後者の場合、PTSDが微妙で争える可能性があっても、強制わいせつ致傷罪に訴因変更されるのが怖いですよね。

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/04/25/3.html
 起訴状によると、被告は昨年九月二十九日午後一時五十分ごろ、当時勤務していた保育園の幼児用トイレで、二度にわたって女児(5つ)=当時=の体を触った。
 検察側の冒頭陳述によると、二日後に女児が両親に話してわいせつ行為が発覚。両親や保育園側との話し合いの際、被告は「誤って触れただけ」などと弁解していたという。女児はその後、一人でトイレに行けなくなるなど精神的に不安定となり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の疑いがあると診断された。