児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2004-07-11から1日間の記事一覧

「威迫」「困惑」による淫行

犯行抑圧する程度に達していれば、強姦罪 困惑に達していなければ、犯罪不成立 無罪。 強姦罪とは択一・補充関係。 「威迫」「困惑」の立証が行き過ぎれば、親告罪になるから、むずかしいところですね。 大阪府青少年健全育成条例 (みだらな性行為及びわい…

強盗致傷の法定刑は引下げ方向?

法制審議会では、厳罰化に隠れて、強盗致傷の下限を引下げる議論が出ています。 酌量減軽すれば執行猶予が付けられるように現行法の7年を6年に。 改正時期を見越すと、ある時期以降、強盗致傷罪は控訴しておいた方がいいかもしれません。 http://www.moj.g…

児童買春児童ポルノ罪の公訴時効が延びた

アクセスLOGの検索語が「時効・買春」一色でした。 法定刑が変わりましたので、 http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20040422 は古くなってしまいました。 「5年」というのは、境界線ですね。 なお、公訴時効以前の問題として、貴殿の行為が「買春罪」で済…

児童ポルノ罪の罪数・保護法益について

保護法益と罪数について、いまだに解決できません。 東京高裁の判断が分かれました。 陳列罪とか販売罪とかで、被害者を想定するというのには裁判官に抵抗感・違和感があるということです。 東京高裁H16.6.23判決は児童ポルノ罪の罪数については、被害児童の…