児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

準強制わいせつ罪で、5/30初公判(否認)、(この間、証人尋問) 7/20論告、8/28判決(実刑)

 えらいスピード審理で実刑ですね。
 弁護人としては、不合理弁解として実刑になる場合と不合理弁解でも執行猶予になる場合との見極めが必要です。

https://news.google.co.jp/nwshp?hl=ja&tab=wn
海上自衛官、部下にわいせつ 地検横須賀支部が起訴|カナロコ|神奈川 ...
2018/05/31 - 酒に酔って眠っていた部下の女性隊員(20)にわいせつな行為をしたとして、海上自衛隊横須賀音楽隊所属の男(58)=横須賀市=が、準強制わいせつ罪で横浜地検横須賀支部に起訴されていたことが30日、海自などへの取材で分かった。
海自横須賀地方総監部によると、被告は現在、休職中。
起訴状などによると、被告は昨年4月30日、名古屋市内のホテルで、女性隊員が酒に酔って抵抗できない状態にもかかわらず、胸を触るなどのわいせつな行為をした、としている。
3 0日に同支部で公判が開かれ、検察側は冒頭陳述で、「水泳の指導を通して女性と知り合い、(女性が)愛知県に帰省すると聞いて、名古屋市内で食事に誘った」などと指摘。「女性は上官である被告の勧めを断れず、約 5時間にわたり、少なくともビール約 72 0ミリリットルと日本酒約2・5合を飲んだ」とした上で、「自らが宿泊するホテルに連れて行き、眠ってしまった女性にわいせつな行為をした」と犯行の経緯を説明した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180721-00027829-kana-l14
海自女性隊員にわいせつ 音楽隊員に懲役2年求刑
7/21(土) 10:36 神奈川新聞
海自女性隊員にわいせつ 音楽隊員に懲役2年求刑
横浜地裁横須賀支部
 酒に酔って眠っていた部下の女性隊員(20)にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた海上自衛隊横須賀音楽隊所属の男(58)=横須賀市=の論告求刑公判が20日、横浜地裁横須賀支部(植村幹男裁判官)で開かれ、検察側は懲役2年を求刑した。弁護側は無罪を主張し、結審した。判決の言い渡しは8月28日。
 検察側は論告で「被告は、女性が飲み慣れない日本酒を飲ませて、冷静な判断ができない状態にさせた上でホテルに連れて行った」と指摘。「立場を利用した極めて悪質な犯行」と述べた。これに対して弁護側は「女性は抵抗することが不可能な状態ではなかった」などと主張した。
 起訴状などによると、被告は昨年4月30日、名古屋市のホテルで、女性隊員が酒に酔って抵抗できない状態にもかかわらず、胸を触るなどのわいせつな行為をした、とされる。

海自女性隊員にわいせつ 音楽隊員に懲役1年8月実刑判決
神奈川新聞2018年08月28日21時34分
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-108651973
海自女性隊員にわいせつ 音楽隊員に懲役1年8月実刑判決
 酒に酔って眠っていた部下の女性隊員(20)にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた海上自衛隊横須賀音楽隊所属の被告の男(58)=横須賀市=に対し、横浜地裁横須賀支部は28日、懲役1年8月(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡した。
 判決などによると、被告は昨年4月30日、名古屋市のホテルで、酒に酔って抵抗できない女性隊員の胸を触るなど、わいせつな行為をした。
 植村幹男裁判官は判決理由で「女性隊員から同意が得られないことを認識していたのに、(女性隊員が)再び眠ってしまったことから行為に及んだ。動機は自己中心的」と指摘。弁護側は「女性隊員は抵抗することが不可能な状態ではなかった」などと無罪を主張したが、「不合理な弁解に終始し、反省の情に乏しい」と述べ、主張を退けた。