児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・強姦・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録記録被告事件弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 hp@okumura-tanaka-law.com)

性犯罪・福祉犯(強姦罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例違反)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

少女を自宅に保護して後輩女性を呼んで「県警なんでも相談電話(#9110)」に通報した事例

 青少年条例の深夜同伴罪を検討すると、「正当な理由がある場合」ということになるでしょう。
 未成年誘拐とか声かけ事例とかを見ていると、勇気が要りますよね。その場で110番するのが無難です。

兵庫県少年愛護条例の解説H24
(深夜外出の制限)
第24条保護者は、特別の事情がある場合を除くほか、深夜に青少年を外出させないようにしなければならない。
2 何人も、保護者の委託を受け、又は承諾を得た場合その他正当な理由がある場合を除き、深夜に、青少年をその住所若しくは居所(以下「住所等」という。)から連れ出し、又はその住所等以外の場所に居させてはならない。
3 深夜に営業を営む者及びその代理人、使用人その他の従業者は、深夜に当該営業の場所にいる青少年に対し、帰宅を促すよう努めなければならない。

【要旨】
この条は、青少年の深夜外出を制限することにより、青少年の不良化や事件に巻き込まれる被害等を防止するため保護者の義務を定めるとともに、第三者による正当な理由のない深夜の連れ出し行為等を制限し、また、深夜に営業を営む者等にその営業の場所にいる青少年に対し帰宅を促す義務を課したものである。
【解説】
1 第1項の「特別の事情がある場合」とは、社会通念上相当と認められる事情のある場合で、夜学、夜勤、早朝の新聞配達、火災等の緊急事態が発生した場合等をいい、慣習として深夜にわたって行われる祭礼、盆祭り、花火大会その他健全な目的を有する青少年のグループ活動の場合もこれに含まれる。
2 「外出」とは、自己の住居を離れる場合をいい、保護者の監視下にある場合は含まれない。
3 第2項の「正当な理由」とは、保護者の不在中の火災、盗難、病気等の緊急事態の場合をいう。
4 「連れ出し」とは、青少年をその住所、居所から離れさせることであり、その手段は問わない。したがって、携帯電話やメール等を利用して呼び出したり、若しくは第三者を介する行為も該当する。
5 「居させる」とは、連れ出し、又は現に同行し若しくは同席する等、同一行動を取っている青少年を、その住所又は居所以外の場所に置くことであり、その手段は問わない。青少年が帰宅する意思を翻意させる場合はもとより、青少年が自らの意思でその住所又は居所以外の場所に居ることを黙認している場合も「居させる」に該当する。連れ出し、又は同行し若しくは同席する等、同一行動を取る行為が深夜前に行われた場合であっても深夜に青少年がその住所又は居所以外の場所に居る状態にあれば「深夜に、居させる」に該当する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170705-00000003-kobenext-l28
家庭内暴力被害の中1女子、大学生が救う 兵庫
7/5(水) 7:33配信 神戸新聞NEXT
家庭内暴力被害の中1女子、大学生が救う 兵庫
女子生徒を保護し、関貫晴夫署長から感謝状を受け取った関西学院大の森田悠斗さん=宝塚署
 父親から暴力を振るわれていた兵庫県西宮市内の中学1年の女子生徒(12)の保護に尽力したとして宝塚署は4日、関西学院大2年の森田悠斗さん(19)=宝塚市=に署長感謝状を贈った。森田さんは女子生徒の気持ちをほぐして窮状を聞き出し、県警に連絡した。

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 6月2日夜、森田さんは阪急門戸厄神駅近くの商店の前で、雨宿りする女子生徒に気付いた。大雨で雷も鳴っていたため、持っていた傘を手渡した。そのまま帰ろうとしたが、女子中学生が追いかけてきて、涙を流しながら「家に帰れない。父親に殴られている」と打ち明けたという。
 森田さんは警察に行くことを勧めたが、女子生徒が嫌がったため、大学の後輩の女性を呼び、森田さんの自宅で話をすることにした。ジュースとお菓子を出し、後輩の女性とともに約2時間話を聞いた。女子生徒は徐々に打ち解け、時折笑顔も見せるようになった。
 森田さんは話を聞く中で、父親の暴力は「しつけとは違う」と感じた。顔を殴られていると話す女子生徒は、マスクを一度も取らなかった。「父親と顔を合わすと殴られる」といい、父親が起きる前に学校に行き、夜は父親が就寝してから家に帰る生活を続けていると打ち明けた。
 森田さんは「助けてあげなくては」と思い、「県警なんでも相談電話(#9110)」に通報。女子生徒は児童相談所に保護され、現在、父親とは離れて暮らしているという。
 県警によると、1~5月に寄せられた児童虐待に関する相談は宝塚署で20件(前年同期比3件増)、県内全体では768件(同280件増)に及んでいる。警察官を目指す森田さんは「虐待がこんなに身近だとは思わなかった。女子生徒がこれから幸せに暮らしてほしい」と話していた。(小谷千穂)