児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

URL事件の解説〜矢野直邦「最高裁刑事破棄判決等の実情(中)平成24年度」判例時報 第2200号P35

 ほんじゃあ、また事件が来たら主張しましょう。

最高裁判所調査官矢野直邦「最高裁刑事破棄判決等の実情(中)平成24年度」
多数意見は、上告趣意が適法な上告理由(憲法違反、判例違反)には当たらないことのみを示して上告を棄却したもので、原判決の法令適用の適否等については何ら判断を示していないから、最高裁が法令適用等について原判決の判断を是認したと捉えることは相当でなく、本件のような行為が「公然と陳列した」に当たるかどうかについては、積み残された問題というべきであろう。例文棄却の決定に反対意見が付された珍しい事例であると同時に、興味深い論点を提供した決定といえる。