児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

困惑によるsexting~「写真送らなければ自殺」少女に裸の自撮り送らせた疑い

 困惑によるsexting~「写真送らなければ自殺」少女に裸の自撮り送らせた疑い

 「自分が死ぬ」というのは脅迫(強制わいせつ罪)にはならないので、せいぜい「困惑」(青少年条例)扱いです。
 こういうのがあると、児童の製造罪・提供罪は問いにくくなります。

http://news.livedoor.com/article/detail/13696466/
 道警によると、容疑者は3月、福岡県内の中学生の少女(当時14)に裸の画像をスマートフォンで撮影させ、通信アプリ「LINE」で画像1枚を送らせた疑いがある。容疑者が管理人をするネット掲示板「BIGちゃんねる」に、少女が携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」から書き込みしたのを機に2人は知り合った。容疑者は少女をパスワードが必要な掲示板に誘導。アニメやゲームの話で交流を重ね、「付き合おう」と持ちかけた。LINEのほか、シャッター音を消すことができるアプリを導入したスマホを少女に送り使わせていた。道警は約1年間に画像約100枚を送らせたとみている。
■「ネット上の彼氏」、抵抗感薄く
 スマートフォンなどで自分の裸の写真を撮影し送信してしまう「自画撮り被害」は後を絶たない。
 警察庁によると、今年6月までの上半期に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件は1142件で過去最多。被害児童594人のうち、自画撮り被害は4割を超え263人で最も多かった。うち約7割がコミュニティーサイトが原因だった。道警によると、道内で自画撮り被害にあった18歳未満の子どもは8月までに22人。児童ポルノ被害全体の約半数を占めた。
 道警への取材では、逮捕された男は「写真を送らなければ自殺する」などと迫り、少女は「本当に自殺されたら自分のせいだ」と思い恐怖心から送信を断れなくなった。

 今回の掲示板は書き込み手段がゲーム機とパソコンに限られており、男は「小中学生を掲示板に呼び、大人を排除したかった」などと供述していた。被害発覚の端緒はネットの通報だったという。