児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

被告のハンドルネーム公表へ 児童ポルノ 福井県警、被害情報募る

 同種事件の被告人のPCからは数百人の裸の画像が出てきたことがあります。
 犯人側はメールで送らせるだけで、動かなくていい訳だから、こういう事が可能になります。

被告のハンドルネーム公表へ 児童ポルノ 福井県警、被害情報募る
2012.08.16 産経新聞
 元がインターネットの電話サービス「スカイプ」を悪用して少女を脅し、児童ポルノを撮影する事件があり、元がネット(スカイプ)で使用していたハンドルネームを福井県警が公表する方針を固めたことが15日、捜査関係者への取材でわかった。泣き寝入りしている被害者が複数いるとみられるための「異例」の措置で、広く被害情報を募る考えだ。
 少女を脅し裸を撮影したとして児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕、起訴されたのは、被告(27)。
 逮捕時に押収されたパソコンには、複数の少女の動画が残されており、別の少女の裸も撮影していた同法違反容疑などで、県警は近く被告を再逮捕する方針で、その際、ハンドルネームを公表する。
 県警などによると、被告は、アニメの主人公の名前を参考にしたハンドルネームを使用。実名を伏せたままテレビ電話の通話が可能なスカイプを使い、ネット画面でプロフィルの顔写真をチェックしたうえで、次々と少女らに通話を申し込んでいた。
 少女からわいせつな話題を引き出すと「言うことを聞かなかったら、ネットでバラす」などと脅迫。会話や映像を記録し、ネットで公開することが簡単にできるスカイプの特徴を悪用して、服を脱ぐよう強制し、撮影していたとみられる。
【用語解説】ハンドルネームとスカイプ
 ハンドルネームは、インターネットをはじめとしたネットワーク上で活動するときに用いる名前。スカイプは、パソコンなどで使えるインターネットの電話サービスで、ルクセンブルクスカイプ・テクノロジーズ社側が開発した。無償のソフトをダウンロードすれば利用できる。スカイプの利用者同士は無料で通話できることから利用者が急拡大。普通の電話に発信したり、普通の電話から着信したりできる有料サービスもある。テレビ電話や3人以上での同時通話も可能。実名でなくとも、登録時に設定したハンドルネームで使える。