児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童虐待、過去最悪=ポルノも最多更新−上半期まとめ・警察庁

 「児童ポルノ児童虐待」なんですが、事件数が307件で被害児童は165人です。
 裁判所の扱いは、名前がわかれば1人1罪で、わからなければ数人包括一罪ということになってます。殺人や交通事故なら、氏名不詳でも「被害者1」と扱うのに、法廷でも「1人」と数えてもらえないというのも酷い話です。
 立法者とか児童ポルノ反対派はそこを攻撃しないとだめなんですが、刑法の話になるとわからないんですよ。そういう人らが法改正を求めているわけです。
 裁判所も勝手に解釈してて、森山・野田先生の解説書も「反対説」と認定されていても、知らぬが仏です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000028-jij-soci
 児童ポルノ事件も、検挙件数が17.2%増の307件、身元を特定できた被害児童数は36.4%増の165人となり、最多を更新。背景について、同庁は「複製が容易で、劣化もしないデジタルメディアの普及が一因」としている。
 少年が主な被害者となった刑法犯事件は、12万8500件で7.8%減った。しかし、殺人(未遂を含む)は86件で26件増え、半数が未就学の児童や乳幼児だった。高校生の殺害が11件増の16件と目立ち、愛知と京都で5月、下校途中や深夜外出中の女子高生が殺された事件などがあった。
 児童買春の検挙は26%減の523件、被害児童数も28.3%減の439人だった。