児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

毎日新聞「今年上半期623人被害」というのは言葉足らず。

 半年にしてはえらい多いなあと思うのですが、正確に言えば「99年11月以降、今年6月までに623人」ですよね。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051103k0000m040175000c.html
児童ポルノ:今年上半期623人被害 3割が小学生
 全国の警察が摘発した児童ポルノ事件の被害者(18歳未満)が、児童買春・児童ポルノ禁止法が施行された99年11月以降、今年6月までに623人にのぼり、小学生以下が3割を占めることが、警察庁のまとめで分かった。今年上半期は112人と、前年同期の3倍以上。昨年7月の改正で、撮影やマニア同士の交換などが処罰対象に加わったのが大きな理由だ。インターネットやデジタルカメラの普及で新種の手口が次々と現れ、被害者の特定が難しい画像も出回っている。同庁は「実際の被害はさらに多い」とみている。

 警察庁によると、623人の内訳は、未就学7人▽小学生181人▽中学生199人▽高校生189人▽有職・無職少年47人。男子も9人いる。未就学児7人のうち4人は今年検挙された事件の被害者で、低年齢化もうかがえる。

なお、昨日「わかった」のではなく、h17上半期の統計は8/5に公表されている。

http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen24/shonenhiko.pdf
児童買春事件の被害児童数は713人(同8.5%減)と減少し、児童ポルノ事件の被害
児童数は112人(同220.0%増)と増加した。

なお、h16までの統計はここにある。
http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen25/syounen16.pdf