正解なんて多数の棄却・認容判決を経て後からできるんです。
50期修習の最後尾グループにいた奥村弁護士としても、「個別指導」だなんて、甘いと思いますよ。
最近の司法修習生は、司法試験の合格のみを目標に、受験技術の修得に力を注ぐあまり、基本書をじっくり読み込んで体系的な理解を深めたり、間題となった事実関係の中で判例を理解するような勉強方法がに付いていないせいか、法律知識が論点的、断片的である上、正解志向、マニュアル志向が強いように思われる。
(中略)
固有の問題を抱えた司法修習生に対しては、個別指導にも努めている。