児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

紳助号泣謝罪「僕が100%悪い」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041029-00000018-spn-ent
 一般に、被疑者自身は黙ってくれた方が弁護士がコントロールしやすいわけです。
 記者会見で謝るくらいはいいと思いますが、あまり事実関係を詳細に語ると、固定化されますし、切り取られて放映されるので、被害者の供述と合わなくなる・被害感情を増幅させるなどのデメリットもあります。警察も被害者もビデオ録ってるから。
 メリットは思い付きません。

 被疑者の供述が関係証拠と違うことはよくあることで、故意にする嘘の時もあれば、見え方が違うとか記憶違いもあるわけですが、捜査機関に「違う」=否認だ、罪証隠滅の恐れだと評価されることが怖いわけです。 

 事実関係については「捜査受けていますので勘弁してください。」で勘弁してもらえばよかった。そこで泣いて、頭を下げる。
 それと被疑者が相談する相手は上司よりも弁護士だと思うんです。被疑者なんだからまず刑事責任処理しないと。弁護士だから言うわけですけど。
 まあ、あくまで一般論です。

 いまやってる事件でも、被害者の供述と被告人の供述が違うのがあります。どっちにしろ同じ罪なんですけど「被告人の供述」の方が合理的でスッキリ有罪。


ほらね。

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/oct/o20041029_40.htm
 双方の主張には大きな食い違いがある。
 告訴状には、紳助の暴力によって曲げられた女性のメガネや、破壊された所持品などが証拠としてあげられている。