こんなの被害者に配慮してこれまで報道されてなかったのに、裁判員裁判だから報道されるんですよ。
強姦致傷罪で起訴 PTSD、傷害と認定=広島
2009.07.15 読売新聞
地検は14日、被告(38)(強制わいせつ未遂罪などで起訴)を強姦(ごうかん)致傷と住居侵入の両罪で起訴した。被告は「暴行する気はなかった」などと、起訴事実を否認しているという。
起訴状によると、被告は2月24日午前4時5分頃、広島市中区のアパートで、帰宅した女性(35)が玄関を開けた際、背後から押し倒すなどした。女性が大声を上げたため逃走したが、重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたとしている。
弁護人は、論文や福岡高裁の判例を引用して、「性犯罪の精神的苦痛が長引くことは基本犯に織り込み済みだから、致傷罪は成立しない」と主張して、学者とか被害者が証人で出てくるかもしれませんが、裁判員が判断することになります。
その主張は、弁護士としては当然だと思うんですが、裁判員は不合理な弁解として重く評価するかもしれませんし、全く怖い裁判です。