児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

被害者特定事項秘匿制度の合憲性(高松高裁H22.9.7)

弁護人はそこまでして被害者の氏名の公開にこだわる必要はありません。 http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001011020001 ◇裁判長、厳しく注意 「この前のようなことがないように」。1日、さいたま地裁で開かれた強姦(ごうかん)事件の第…

2回目の任意取調で逮捕された被疑者の逮捕の必要性

10/1 任意取調 10/7 任意取調後逮捕 10/19 略式命令 釈放 1回目から被疑者取調で、本人は自白したつもりでしたが、当日の調書上は曖昧な記載でした。 地元弁護士は法律相談(有料)で「1回目で帰してもらえたんだから逮捕される事はないじゃろう」と回答し…

3項製造罪と強制わいせつ罪の罪数は、ほぼ観念的競合が主流になって、目下の論点は、撮影後複製している場合にも科刑上一罪になるか?です。

こういうのはだいたい観念的競合で処理されていると思います。判例は仙台高裁、名古屋高裁、高松高裁。 被告人は,平成22年10月31日午後零時15分ころ,大阪府大阪市北区所在の山林において,A子(当時6歳)に対し,同人が13歳未満の児童であることを知りなが…

精神科における向精神薬の多薬大量投与で死亡の事件

訴訟になって4桁の勝訴的和解で終わっています。 薬の種類と量の立証は簡単ですが、 死亡との因果関係 注意義務 の立証がしんどかったです。 協力医探しで、あちこち行きましたが「これくらいの量は普通ですから死亡するとは思えない」というコメントが続き…