児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2009-02-27から1日間の記事一覧

「安心ネットづくり促進協議会」

集合写真が好きな協議会ですね。 児童ポルノの学識経験者としてお手伝いするのですが、今日は福岡地裁の児童ポルノ事件なので欠席でした。 各サイトの犯罪発生件数などを公表して、どれくらい「安心」なのかを表示すべきだと考えています。 http://headlines…

強制わいせつによるPTSDを強制わいせつ致傷罪で起訴すると、PTSDか?「傷害」といえるのか?、「相当因果関係」があるのか?などが問題になるようです(山口地裁)

相当因果関係の時点では被告人の予見可能性を認めつつ、量刑理由では、予見していなかった不測の事態だとして、執行猶予にしています。

わいせつ行為(青少年条例違反)と、その際の撮影行為(3項製造罪)は併合罪だそうです(福岡地検)

重い事件なので、少しでも、罪体を削ろうと、罪数を減らす主張をしています。やすりとかカンナかける感じ。 昔から、撮影行為もわいせつ行為なので、 わいせつ行為=青少年条例違反 |(観念的競合) | わいせつ行為の撮影−−−HDDへの転送(製造罪包括一罪)…

被疑者と弁護士が一緒に出頭したのに「これでは自首にならない。相談として受け付ける。時期が来れば逮捕する」と冷たい対応をし、在宅で取調して、検察官への送致意見には「端緒は自首。『自首事案』であるから寛大な処分をされたい」と書いた警察

隠滅する余地がないくらい準備してるのに、仮に間違って逮捕しても勾留できないでしょう。 寛大に、罰金30万円でした。

山口地裁は「データが児童ポルノ説」

控訴されると法令適用の誤りとか訴因不特定とか言われますよ。↑→ 罪は逃れられないとしても、遠くの警察に逮捕・勾留されて、こんな解釈で懲役刑を執行されるのは、お気の毒です。