児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2004-11-22から1日間の記事一覧

ACCS裁判、弁護側は不正アクセス禁止法の技術的解釈について意見書を提出

なんとでも解釈できるみたいですね 理科系の学者に法解釈を語らせるような意見書を出してしまって、弁護人の主張とか、次回に出る法律専門家の意見と整合性がとれるのでしょうか?>> http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/11/22/5499.html 北…

被害児童6才の場合の性欲刺激要件

弁護士もあまり知らない論点ですが、描写された者が低年令の場合は特別な注意が必要です。 2号ポルノ、3号ポルノの性欲刺激要件について、年長少年の場合は、体つきだけで「いやらしい」が、幼児の場合は、更に「扇情的なポーズ」が要件となるらしい。 し…

児童ポルノ製造罪の被害者取調に来た被害児童が、上半身裸だったのに、警察官が承諾なく被害者の写真を撮影した場合の捜査報告書の証拠能力

そんな写真撮ったらあかんというのが児童ポルノ製造罪なのに、警察官まで「製造」してしまった事例。確かに違法だが証拠能力はあるという 大阪府警はこれで警察庁長官賞。 大阪高裁平成14年9月10日 ③ 原判決は,警察官作成の捜査報告書(「被害児童の発見並…

破廉恥罪で執行猶予中の人の海外旅行

執行猶予者への風当たりも強いようです。 児童ポルノ・児童買春関係の罪は「破廉恥罪」だと思います。 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=15151200&p=%C7%CB%CE%F7%C3%D1&dname=0na&dtype=0&stype=0&pagenum=1 はれんち‐ざい【破廉恥罪】 法律に違反…

援助交際の害悪

児童買春の「被害」というのは、騙しや脅迫などのない円満な児童買春事件の場合、こんな程度だそうです。 じゃ、被害者を尋問して、「性感染症への感染はありません」「金銭感覚や労働意欲がなくなり、地道にコツコツ努力することができなくなることもありま…

奥村弁護士のwebサイトが博士論文に引用された例

お役に立てて光栄ですが残念ながら全部リンク切れです。刑事確定訴訟記録法で閲覧しようとしても、この程度の特定では、保管検察官は「検索不能」と回答すると思います。 再掲載の予定はありません。 刑事確定訴訟記録法で掘り出してきた裁判例は、保管検察…

日弁連 無罪事例集第9集

CDROMにPDF版が収納されていて、検索は便利。 741 一四歳の少女に現金を渡してみだらな行為をしたとして児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われた被告人に対し、被害者の供述は変遷しており、信用できないとして無罪とした事例 (弁護人 秋田真志) 平…