児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

[性犯罪] 強制seximgを強要罪+3項製造罪で逮捕して、強制わいせつ罪+3項製造罪で起訴した事案

 奥村説は強制わいせつ罪説ですが、これまでは強要罪+3項製造罪(処断刑期は3年)で処理されてきたのに、この事件から処断刑期が10年になっちゃうというのも気の毒です。擬律が乱れていますよね。
 佐賀では併合罪で起訴して、大分では観念的競合で起訴して・・・

陸士長を起訴 大分地検 /大分県
2010.10.26 朝日新聞社
 (大分地検調べ) 25日、容疑者(22)を強制わいせつ、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で大分地裁に。起訴状によると9月12日〜14日、携帯電話のゲームサイトで知り合った豊後大野市の女子中学生を「学校にいけんように画像ばらまくよ」などとメールで脅し、21回にわたって裸を撮影させ、画像をメールで送らせたとされる。

児童ポルノ製造 陸士長を起訴 強制わいせつ罪などで=大分
2010.10.26 読売新聞
 携帯電話のゲームサイトで知り合った中学の女子生徒(14)に裸の写真をメールで送らせたとして、児童売春・児童ポルノ禁止法違反(単純製造)と強要容疑で逮捕、送検された容疑者(22)について、大分地検は25日、児童売春・児童ポルノ禁止法違反と強制わいせつ罪で大分地裁に起訴した。
起訴状によると、容疑者は9月12〜14日、携帯メールを利用して生徒を脅迫し、カメラ付き携帯電話で裸の写真を撮影させ、21回にわたってメールで送らせ、携帯電話に保存したとされる。容疑者は県警の調べに対し、「自分で楽しむつもりだった」と供述していたという。

岡山で主張したら、大分で採用されたのも変な話です。