親の介護も有利な事情なのか。
強制わいせつ致傷で猶予付き判決 大阪地裁 /大阪府
2010.03.20 朝日新聞
判決は、被告が抵抗する女性の口をふさぎ、33秒間にわたって押し続けた行為は悪質で、動機も同情すべき点はないと指摘。一方、車いす生活を送る母の家を月2回訪れ、介護していた点に触れ「まじめに働き、実母の面倒をみるなかで更生することに期待したい」と猶予判決の理由を説明した。
判決後、裁判員を務めた60歳代の男性は「被告は、実母の証人尋問で涙していた。悪いことをしたと思ったのではないか」と語った。