児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

ゲーム内でアイテム詐取 24歳男に懲役2年求刑

 合議体で審理されているようです。
 不正アクセス罪+5300円の詐欺罪でどれくらいの量刑でしょうか?
 牽連犯とかになってないでしょうか?

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20061028000112
ゲーム内でアイテム詐取 24歳男に懲役2年求刑
2006/10/28 09:53
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 インターネットのオンラインゲーム内で、他のプレーヤーのアイテムをだまし取ったなどとして、詐欺と不正アクセス禁止法違反の罪に問われた被告(24)の初公判が二十七日、高松地裁(増田耕児裁判長)であり、検察側は懲役二年を求刑し即日結審した。ゲーム内でのアイテム詐取に詐欺罪が適用されるのは全国初。
 罪状認否で被告は、他人のIDを無断使用してゲームにアクセスした同禁止法違反罪について起訴事実を全面的に認めた。詐欺罪も起訴事実は認めたが、「(ゲーム内での詐欺が)刑法の詐欺に該当するとは分からなかった」と主張した。
 検察側は冒頭陳述で「被告は、ゲーム内でだました他のプレーヤーから『詐欺師』と呼ばれることもしばしばあったが詐欺をやめず、少なくとも二百回以上行った」と指摘。論告では「ネット上の詐欺とはいえ、極めて狡猾(こうかつ)で、本来の詐欺と変わらない悪質な犯行」とした。
 起訴状などによると、同被告は二月から六月の間、オンラインゲーム内で、仮想通貨とアイテムの交換を希望した愛知や神奈川、千葉の高校生ら三人にそれぞれ取引を持ち掛け、通貨を支払わずにアイテム数点(計時価五千三百円相当)をだまし取るなどした。