http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050415-00000206-yom-soci
裁判所に嘘をつくと、お咎めがあります。
しかし、平気でというか、故意か過失か、意識的か無意識か、客観的事実と違うことを言う人はいるものです。
最近、前妻が夫の契約書を偽造したかしないかが問題になった民事事件で
一審の本人質問では
弁護士 この契約書は誰の字ですか？
前妻 全部、私が書きました。私の字です。
弁護士 相手方は契約書を偽造したと主張していますが？
前妻 偽造もなにも、私の目に前にいて、書けと言われたから書いたんです。
弁護士 相手方も一緒に居るときに書いたんですね。
前妻 はい。
弁護士 自分の目の前で書いているのに「偽造」だなんてよくいえるものだということですね？
前妻 はい。
弁護士 前妻は、あなたの目前で書かされたと言っているが？
前夫 全く知りません。こんな契約書見たこともありません。
といっていて、一審は「偽造ではない」と認定した。
控訴審では、その前後２週間、夫は海外出張中であったという「アリバイ」が出入国記録によって証明された。
それを控訴理由書で主張すると、答弁書では
前妻 夫は海外出張中でもＦＡＸでいろいろ指示していました。
仮に、出張中であっても、ＦＡＸか国際電話で指示を受けて書きました。
アリバイの主張は無意味である。
と主張を変えてきた。
じゃ、
前妻 偽造もなにも、私の目に前にいて、書けと言われたから書いたんです。
弁護士 相手方も一緒に居るときに書いたんですね。
前妻 はい。
弁護士 自分の目の前で書いているのに「偽造」だなんてよくいえるものだということですね？
前妻 はい。
というのは何なのよ？見てきたような作り話か妄想か。
最初から、
前妻 夫は海外出張中でもＦＡＸでいろいろ指示していました。
この契約書もＦＡＸか国際電話で指示を受けて書きました。
じゃないとおかしいよね。
ほんとは、
その前後２週間、
夫が海外出張中であったという「アリバイ」
というのは、尋問の時に用意しておいて、反対尋問の時にぶつけないとダメですね。
前妻側からはその点を
不誠実だ
アンフェアだ
と非難されましたが、嘘言ってる人にそんなこといわれてもね。遅れて出したけど、公文書ですからね。
控訴審では、その契約書用紙を持ってきた外交員の手紙も出てきて、なんと、
ご主人の目の前で奥様が記入されました。
暗証番号もご主人が決められました。
と言っています。
グルやったんか！
