http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000514-jij-pol
その関係の取材ばっかりなんですが、取材されながら考えました。
1 性犯罪者への処遇プログラムの開発の必要性
「絶対数は少数だが凶悪犯罪を重ねる者」に有効な処遇を行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000514-jij-pol
言うのは簡単だが、手軽にそんなものがあるのだろうか?2 新規の処遇は「刑罰」か「保安処分」か「保安処分の導入の可否」を議論する必要性
現行刑法では、懲役刑とはあくまでも拘束+定役(刑務作業)であるから、それを超える処遇は、懲役刑とはいえないかもしれない。
そもそも、刑罰=行為責任であるとすれば、将来の再犯を除去するための処遇は、刑罰概念からも外れる可能性がある。
これは難しい問題であるが、本気で再犯者対策を論じるのなら議論は避けられない。3 出所者の住所を「再犯予防のために」警察に提供することは、施設内処遇が犯罪者更生や再犯防止として十分機能していないことを行刑当局が自認しているのに等しい。現状打開のため一時的にはやむを得ないかもしれないが、望ましいことではなく、施設内+社会内処遇の改善によって解決すべき問題である。