児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2013-01-11から1日間の記事一覧

深野友裕「女性をホテルの客室等に監禁し外傷後ストレス障害(PTSD)を発症させた事案において, PTSDの傷害該当性を肯定し監禁致傷罪の成立を認めた事例 最決平24.7.24 裁判所時報1560号1頁」警察公論68巻2号p88

(3)本判例の評価 本判例は, PTSDが傷害に当たることを認めた最初の最高裁判例であり,PTSDという比較的新しい精神疾患概念について,傷害に当たることを肯定した点に意義がある。 もっとも,本判例は,飽くまでも,本件の事実関係の下において,PTSDの成立…