児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2004-07-10から1日間の記事一覧

データは児童ポルノにあたらない。東京高裁H16.6.23

旧法でデータを児童ポルノとした名古屋簡裁の略式命令を否定しています。 東京高裁H16.6.23 5法令適用の誤りの論旨について (1)所論は,要するに,①本件掲示板に児童ポルノ画像を掲載,公開することは,法7条1項所定の「陳列」に当たらないのに,これに当…

12才と11才の児童と児童買春した事例(強姦罪とは観念的競合 )

被害者の保護者とは示談成立。 求刑5年 量刑不当の控訴も棄却されていますので、裁判官の量刑感覚としてこの程度が相当だということです。 この事件の求刑は3年6月。 http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20040709#p1 そんなもんじゃないですか? 高知地…

間接正犯の実行の着手時期

他人が投稿した児童ポルノ画像で掲示板管理者が陳列罪になった事件で、東京高裁H16.6.23は、掲示板開設時に実行の着手を認めています。既遂時は、他人の投稿時。 読み方によっては、間接正犯の実行の着手について利用者標準説ともとれる。 東京高裁H16.6.23 …