児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童淫行罪と製造罪を観念的競合とする裁判例

 千葉家裁が発祥の地で14件ですね。実刑判決も多い。
 奥村は併合罪説。
 東京家裁事件がほとんど未開示なので20件くらいになりそうです。
 上告棄却してくれれば、観念的競合説が判例になります。

千葉家裁H12
横浜家裁H16
横浜家裁H16
奈良家裁H16
東京家裁H16
横浜家裁横須賀H17
東京高裁H17(上告棄却)
東京家裁H18
東京家裁H18
長野家裁H18
札幌家裁小樽H18
名古屋家裁岡崎H18
札幌高裁H19(上告中)
名古屋家裁H19

 察するところ、東京高裁H19.11.6が傍論で併合罪って言ったので、児童淫行罪の際の製造罪をどこに起訴していいのかがわからなくなっているようです。地裁ですよ。理屈じゃないですか。