児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

クローズアップ現代「携帯もたせて大丈夫?」

 弁護を担当して終わった事件を分類・比較する暇もないのですが、NHKから

 「出会い系」じゃなくて、「コミュニティサイト」「モデルサイト」を通じて児童が被害にあったという判決文はないのか?

という取材を受け、調べ直しましたが、「コミュニティサイト」「モデルサイト」を通じて被害にあった事件でも、判決文では「出会い系」になってました。裁判所が区別していないことがわかりました。
 被害者側は、ほとんど携帯。

 どんなサイトでも、個人情報を出してしまうと、犯人が食い付いて来ますから、警戒してください。
 弁護人として安易に携帯を持たせた親の責任を指摘することはありますが、それが被害者側の落ち度として考慮された事件はいまのところありません。

http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei.html
3月6日(木)放送予定
携帯もたせて大丈夫?
携帯電話のインターネットサイトを通して未成年者がトラブルに巻き込まれる事件が相次ぎ、携帯ネットの規制をめぐる動きが本格化している。昨年末には女子高生がコミュニティーサイトで知り合った30歳の男性に殺される事件も起きた。国は、未成年者の有害サイトへの接続を制限するフィルタリングサービスを実施するよう携帯電話会社に要請。「子供に携帯電話を持たせない」運動に取り組む町も現れた。一方、ネットサービスを提供するIT業界は「画一的なネット規制は、若者文化を潰しかねない」と強く反発している。携帯電話を通して十代がトラブルに巻き込まれるケースをどう防ぐのか。その最前線の動きと、浮き彫りになった課題を検証する。
(NO.2549)
スタジオゲスト : 柳田 邦男さん
    (ジャーナリスト)