児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

容疑者の交渉に弁護士立ち会う

 奥村ではありません。
 「立会い」って求められて断ったことがあります。「立会人 弁護士 ××」という和解書を見たことがありますが、代理人でないにしても依頼者側の人間になるわけで、意味がわかりません。
 交渉術に長けた弁護士もいると思うんですが、奥村の場合、依頼者が暴走したり(いらんこと言ったり)するのが怖いので、受任して代理人弁護士だけが窓口になって、なるべく書面(FAX)でやりとりしています。面談するとしても、事務所か弁護士会かですね。

http://www.daily.co.jp/newsflash/2007/07/02/0000432678.shtml
同課は、弁護士を立ち会わせて事件化を防ぐ狙いがあったとみている。
 調べなどによると、男性は昨年6月7日午後、大阪市内のホテルに呼び出された。容疑者らがおり、弁護士が立会人として同席。容疑者はいなかった。
 1000万円で約4億円の債権を放棄するという書面に署名しないでいると、容疑者らは弁護士が座っているテーブルから見えない場所に連れて行き、「どないするんじゃい」と脅したという。
 男性は債権を放棄することにし、現場で1000万円が支払われた。弁護士は恐喝の計画を知らなかったとみられる。

 立ち会いに行って、立ち会っていないところで違法行為されると、「立会人弁護士」って何なのと思いますね。責任かぶる危険もあるし。