市役所のwebに経過が出ています。
裸でランニングというトレーニングなんてないんだから、最初から「強制わいせつ」とか「強要」の疑いがあって、「警察沙汰」なんですが、教委が出てきて、有力政治家(スポーツ少年団団長)出てきて、法律相談が出てきて、「セクハラ」という報道があって、最後に警察。
被害者重視という裏には、穏便に解決しようという意図が読み取れます。犯人放しておいて、被害者が救われるか。
http://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/inner/life/life_detail.php?lif_id=2236
職員不祥事によるお詫びと報告の教育長記者発表
担当: H17学校教育課 / 掲載日: 2005/11/12
昨日に続きまして再び急遽お集まりいただくことになりまことに恐縮でございます。
本件につきましては、子どもたちの教育、健全育成を願う教育委員会といたしましては、9月29日子どもたちの異変に気づき、該当校の養護教諭が話を聞き事件が発覚しました。
9月30日に市教育委員会へ報告を受けました。教育委員会といたしましては、被害女児への立場を考慮し最大限の努力をするとともに、保護者と被害女児への今以上の精神的な被害を受けない努力をする方針のもとにこれまで対処してまいりましたことが、踏み込んだ発言ができなかったことなり、報道への遅れとなりまことに申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
しかし、9月29日の発覚、市教育委員会への報告後、9月30日に保護者の皆様と学校関係者との会合を開き、事件性のことも鑑み話し合いを持ちましたが、まずは事件の概要を正しく認識することと、保護者の意見を一つにして対応することとなりました。その後は、密接な関係のある学校が保護者との関わりを中心的に行うようにしてまいりました。
10月7日、に開催した保護者会では、子どもの心のケアの専門家の意見を聞くこと。地元スポーツ少年団長であり、有力な政治家に相談に行くこと。などで一致し意識統一を図ることができました。
このことは、スポーツ少年団長に10月10日に相談にしております。
われわれ教育委員会といたしましては、保護者の皆様とスポーツ少年団長と学校と教育委員会とが協力する中で、被害女児や保護者のカウンセラーを県の健康増進課のご指導をいただくよう考えてまいりました。
保護者の思いは、女児児童が適切なケアが行われることを願っており、その方向で対応してまいりました。
この間、教育委員会といたしましては、子どもたちの心のケアと専門家の意見を聞くという保護者の思いを最優先とすること、子どもたちの様子から専門家の意見を聞くまでは様子を見守ることで一致していることから、学校や家庭での子どもたちの様子については共有できる体制をとることといたしました。また、学校へは、子供たちと保護者と双方への接触を行うようにしてまいりました。
10月11日に第3回保護者会を開催し以来、保護者会を重ねていく中で、子どもたちの心のケアを最優先にしていくこととし、心のケアの専門家の意見を聞いてから対応を決めていきたいという保護者代表の意見と、地元スポーツ少年団長と協議を重ねてまいりました。10月21日、県庁において、県当局の指導もいただくとともに、久留米大学の前田教授のカウンセリングをいただくことなり、日程調整等の関係で、11月4日に専門家チームとの面談の結果を受け、被害女児への今後の対応の回答をいただき、個別のケアについて協議をする運びとなっておりました。
この矢先、前日の新聞報道や本日ここに逮捕の事態となりました。今ここに、加害者への強い怒りと憤りを覚えるものでございます。
今後とも女児の将来を考えると心痛むものであります。また、それ以上に保護者も大変深い憤りを持ち、心痛めている次第です。保護者のお立場としての要請もあり、将来のあるへの女児児童のこともご配慮いただきまして、皆様には、重ねてご配慮をくれぐれも心からお願い申し上げる次第であります。
今後ともに、心のケアの専門家チーム、関係諸機関、保護者、学校、教育委員会が連携して心のケアに最善の努力をしていく所存でありますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
同時に、報道関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことは、女児の立場や保護者の思い等を考え、踏み込んだ発言ができなかったことに対し深くお詫び申し上げます。
今後は、警察当局に全面的に協力し事件解明に努めて参りますのでご理解のほどよろしくお願い申し上げます。〔スポーツ少年団内における事件への対応〕
9月29日(木)
事件の発覚 養護教諭が子どもの様子がおかしいので話しかける。
9月30日(金)
市教育委員会へ報告をうける。子どもから打ち明けられた保護者に学校に集まり保護者会を開くことを決める。
9月30日(金) 午前7時00分
監督に事件について確認する。
9月30日(金) 午後6時30分
第1回保護者会を開く
9月30日(金) 午後7時20分
監督が保護者の前で謝罪する。
9月30日(金) 午後9時00分
今後について協議、保護者の意見を一つにする
10月 7日(金) 午後7時00分
第2回保護者会 専門家の意見を聞く。団長に相談する。等
10月10日(月)
保護者代表3名とスポーツ少年団長と面談
10月11日(火) 午後8時00分
第3回保護者会 子どもの心のケアを第一に考える。専門家の意見を聞き対応を決める。今後の対応について市教委と学校と協議する。
10月13日(木)
保護者とスポーツ少年団長との話合い。子どものケアの方向について
10月14日(金)
教育委員会、校長と今後の子どものケアについて協議
10月16日(日)
加害者に事情聴取
10月18日(火) 午前10時30分
保護者代表2名と教育委員会面談、子どもの心のケアについて。
10月19日(水)
法律相談を受けることを確認する。
10月20日(木) 午前9時00分
法律相談を受ける。
10月20日(木) 午後3時00分
スポーツ少年団長と面談
10月21日(金)
県庁において「地域精神保健連絡会議」を開催する。夜、保護者会を開き、報告とケア前の面談ついて了解を取る。
10月24日(月)
市教委と保健所と11月4日の対応について打合せ
10月29日(土)
加害者に事情聴取
11月 4日(金)
専門家チームによる面談 保護者と今後のことについて協議。
11月 7日(月)
保健所、学校、教委で今後のケアについて協議。
11月 8日(火)
保護者より要望書受理
11月 9日(水)
加害者に事情聴取
11月11日(金)
保護者説明会。要望書回答
http://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/inner/life/life_detail.php?lif_id=2235
職員不祥事によるお詫びと報告の市長記者発表
担当: H17秘書室 / 掲載日: 2005/11/12
昨日に続きまして、再び急遽お集まりいただくこととなり誠に恐縮でございます。
本日未明、当市 建設部 建設第2課の課長補佐 尾崎靖(やす)雄(お)が、「強制わいせつ」の容疑で 逮捕をされました。
本件につきましては、昨日の会見で事実確認中である旨をお伝えしましたが、市として鋭意調査を進めておる中で、このように最悪で誠に遺憾な結果となり、改めて市民の皆様には心からお詫びを申し上げたいと思います。
警察によりますと、逮捕の容疑は「強制わいせつ」でありまして、公務員としてはもとより、 人間として本当に恥ずべき行為であると存じております。
職務外の私生活上での犯罪とは申しましても、市民の皆様の信頼を大きく損なう行為に、 強い憤りを感じると共に誠に申し訳なく思っております。被害を受けられた子どもさん、保護者の皆様、そして市民の皆様に重ねて心からお詫びを申し上げます。
今回の事案につきましては、正式には、先月中旬に教育委員会より報告を受け、厳正に 対処するようお願いし、併せて、事件の性格上、被害を受けられた子どもさん及び保護者の 皆様のご意向に十分配慮と尊重をした対応をするよう心がけて参りました。逮捕された当該 職員からも数度にわたり事情聴取を行い、専門家チームによる実態把握と併せて対応を協議して参ってきたところであります。
一部報道にも「市および市教育委員会の対応の遅れ」等について、ご指摘、ご批判がございました。いくつかの点につきましては、今、冷静に考えてみますと、確かにもっとベターな対応は出来なかったかという反省点もあり、深くお詫び申し上げる次第であります。
しかしながら、以下の点につきましては、何卒ご理解を賜りたいと思うのであります。それは、被害を受けられた子どもさんの将来を考え、当該地区スポーツ少年団団長、保護者の皆様のご意向を尊重し、子どものケアの体制を整えた上で、事件立証等その方向性に向かうとの考え方で取り組んで参りました。
また、情報開示につきましても、子どもさんの立場に立ち、人権問題に配慮し、踏み込んだ発表にいたらなかった所もございます。
このことについて、混乱や誤解を招きかねないこともありましたが、何卒、被害児童の立場からでございまして、お許しいただきご理解いただきたく存じます。
そうした中、昨日の記者会見において申し上げました「確認済の事項」及び「未確認につき 調査中と申しました事項」につきまして、警察ご当局の捜査により実態が明らかにされ、本日の逮捕に至った次第であります。この上は、事件の全容解明にあたり、警察ご当局に全面協力をし、強い姿勢で臨む所存であります。
逮捕された当該職員に対しましては、結果として、市の事情聴取に対して不誠実な対応が あったわけであり、許しがたい憤りを感じております。
なお、私ども自身も力及びませんでしたことを深く反省しお詫び申し上げる次第であります。
私は、市長就任以来、「市政」は市役所と市民の信頼関係の上に築かれると申してまいりました。そのために市民の皆様との信頼関係をより強くするために「市役所改革」を一番に掲げた上で、職員には公務員としての自覚を強く持ち、意識改革に全力で取り組むよう求めて参りました。
しかしながら、結果として、市民の皆様の市政に対する信頼を大きく裏切ることとなり、慙愧(ざんき)に堪(た)えなく思っております。
事件として立件されたことを真摯に受け止め、事件の再発防止に全力を傾けると共に、市民の皆様の信頼回復に全身全霊をかけ取り組む所存であります。
なお、当該職員の処分につきましては、現在、警察ご当局が捜査中の段階ではございますが、事件の重大性に鑑みまして、当該職員より既に出されております「退職願」は受理せずに「懲戒免職」の方向で行いたいと考えております。
いずれに致しましても、被害にあわれた子どもさんやご家族に対するケアに最大限に配慮しながら、強い覚悟と決意を持って対処して参る所存であります。
追記
そういう切り口の記事がありました。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news001.htm
市 警察に届けず 発覚後も学校協力拒否
「(わいせつ行為があったという)報告は受けていました」。この日市役所で開かれた記者会見で、市長はこう説明した。女子児童から被害の訴えが10月上旬にあったことを知りながら、捜査機関に連絡しなかったことについて、「容疑者に否定されており、調査中だった」「心のケアを優先させた」と釈明。“内部処理”で済ませようとする姿勢を露呈させた。
四国中央署は、「裸でのランニング」問題が発覚後、捜査に着手。小学校に事実確認をしようとしたが、学校側は「児童の心理的な負担が大きい」などとして、協力を拒否。11日午前11時に市が記者会見を開いたことを受け、ようやく被害児童について同署に伝え、うち1人の児童の保護者らが捜査への協力に応じて告訴。これが容疑者の逮捕につながったという。
なお、公務員には告発義務があります(239条2項)
刑事訴訟法第239条〔告発〕
①何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
②官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。
条解刑訴法
6)官吏・公吏の告発義務
本項が、官吏または公吏に対する告発義務を規定しているのは、官吏、公吏は少なくとも、その職務の範囲に属する事項については、国または地方公共団体の機関として国家の安寧を維持し、社会の秩序を確保する職安を有するものであるから、当該官公吏の職務内容に関係ある事項で、国家社会の法秩序を破壊し、あるいはその健全な確立を阻害するような犯罪行為があることを職務執行にあたって発見した場合には、その職務上これを看過してはならないものとし、告発をさせようとする趣旨による。
追記
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news001.htm
四国中央市職員強制わいせつ 届け出遅れ 「全面協力」を約束
のわいせつ行為を把握しながら警察への届け出を怠るなど捜査協力が不十分だった市、市教委側が、四国中央署を訪れ、同署幹部に謝罪したことが13日、わかった。
女子児童たちは、容疑者から8月、小学校で練習中に「放送室に連れ込まれ、脱げと言われた」「裸にされ、写真を撮られた」などと訴え、市教委は9月30日、市側も10月上旬、事態を把握していた。