児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

わいせつな写真を目にしても犯罪など起こさない男の子の方がはるかに多いはずです。

 正論だなあ。
 でも性犯罪の被告人にはホントに「ビデオに触発された」「ビデオのせいだ」という人がいます。自己分析ですけど。

<心のクリニック>精神科医 酒井和夫*210*中3長男の部屋で発見 わいせつ写真に戸惑う*思春期ならでは 様子見守って
2011.05.09 北海道新聞

 確かに、性犯罪の容疑者の部屋からいかがわしい写真集が見つかったという報道を目にすることがあります。しかし、それはそうした情報を取り締まりたい警察の意図をそのままマスコミが伝えている部分もあると思います。最近、わいせつな漫画が氾濫して性犯罪が多くなっているので、漫画を規制しなければならないといった論議がありました。しかし、何の情報も得られず性欲を発散できる場がない世の中の方が危険は大きいのではないでしょうか。

 現在は逆に発散できる場がたくさんあるので、わいせつな写真を目にしても犯罪など起こさない男の子の方がはるかに多いはずです。大切なのは、そういう写真を目に触れさせないことではなく、そういうものを見ても自分をコントロールしていられる人間に成長してもらうことです。
(ストレスケア日比谷クリニック院長)