児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

ひき逃げ:児福法違反判決後に 風俗店営業の男を容疑逮捕−−宇都宮 /栃木

05.10 業過+道交法違反(ひき逃げ)
08.02 児童福祉法違反+風適法違反
08.4.28 児童福祉法違反等判決 懲役6月執行猶予3年
08.4.28 業過+道交法違反(ひき逃げ)で逮捕


 この児童福祉法違反の判決は(心理的強制のための)執行されないという前提の長めの刑期ですよね。控訴しないと業過で仮に執行猶予が付かなかったときに損になります。業過の事件はあくまで業過で量刑しますから。
 業過事件の判決を見てから、児福どうするかを考えるのが常套手段。業過も執行猶予だという確信があれば、児福は確定させてよし。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080429-00000114-mailo-l09
ひき逃げ:児福法違反判決後に 風俗店営業の男を容疑逮捕−−宇都宮 /栃木
 宇都宮市で05年10月にひき逃げをしたとして、宇都宮中央署は28日、容疑者(35)を道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕した。同容疑者は今年2月、宇都宮市のキャバクラ店で少女(当時14歳)を働かせたとして児童福祉法違反などの疑いで逮捕、起訴され、同日宇都宮家裁で懲役6月、執行猶予3年を言い渡されたが、その後待ち構えていた署員が逮捕した。
 調べでは、容疑者は05年10月14日午後6時50分ごろ、宇都宮市鶴田町の県道で、別の車2台を巻き込む事故を起こし、男性2人に軽傷を負わせた後、逃走した疑い。

 先行が地裁事件なら、途中で逮捕してもらって併合審理してもらうと有利なんですが、家裁だと、どうせ併合できないので、統合した量刑が困難です。

出会い喫茶で少女19人補導 愛知県職員の買春容疑受け

 「女性客22のうち児童19人」というのは、すごいですね。普段の処理能力を越えているはずです。
 有名な店らしいので、男性客で身に覚えがある人は、地元の弁護士に相談して対策した方がいいですね。
 被害児童の携帯+供述で早晩逮捕されますから。

http://www.asahi.com/national/update/0429/NGY200804290007.html
出会い喫茶で少女19人補導 愛知県職員の買春容疑受け
 愛知県の青少年育成担当の男性職員が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で逮捕された事件に絡み、県警は29日、関係先として職員が少女と知り合った名古屋市中区金山4丁目の出会い喫茶を同容疑で家宅捜索した。捜査員約50人を投入。出会い喫茶への大規模な捜索は県内で初めてで、18歳未満の少女19人を補導した。
 県警少年課と中署などによると、捜索の際、店内には男女の客計35人がいた。女性客22人のうち16歳が17人、17歳が2人いて、うち16人は高校生だった。18歳未満の19人中3人は男性客と個室で会話中だったという。県警はこれら19人を補導した。

これでうまくいくと、他府県警もやるんでしょうね。やればできますね。