児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・強姦・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録記録被告事件弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 hp@okumura-tanaka-law.com)

性犯罪・福祉犯(強姦罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例違反)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

岡村久道「コンピューターウイルス感染による個人情報漏えいと損害賠償責任ー札幌地判平成17.4.28(最高裁サイト下級裁主要判決情報)」NBL'05.04.28

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http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/webview/0039B1714FD9A35B49257014000FA2EA/?OpenDocumentの評釈

札幌地判平成17・4・28は、当時少年であった原告を被疑者とする捜査情報が、コンピュータウィルスヘの感染により、北海道警察の警察官が私有するパソコンからインターネットを通じて外部流出した事故につき、被告北海道の損害賠償責任を認めた。本判決は、コンピュータウィルス感染に起因する情報漏えいの損害賠償責任に閲し、わが国初の司法判断を示した事例として重要な先例的意義を有している。それにとどまらず、同様のウイルス感染に基づく流出事故が相次ぐ民間部門における不法行為責任論に対しても大きな影響を及ぼすものと思われるこそこで以下では、本判決の概要を紹介するとともに、今後の民事損害賠償実務に与える影響を含めて検討する。