敦賀警察は、送らせてしまうと、児童ポルノ製造と強要既遂になって、送る前だと、強要未遂になるというのですが、送らせると製造と強制わいせつ罪、送る前だと、強制わいせつ未遂になるはずです。法条競合で、強要未遂は適用されません。そんなことは弁護人の口から言えないので、誤った裁判例が積み上がっています。
脅して裸写真を送らせる行為を強制わいせつ罪とした裁判例としては、大分地裁、丸亀支部、西条支部、岡山地裁、札幌地裁等があって、性的意図がないとして強要罪止まりとした判例として、広島高裁岡山支部、東京高裁があります。親告罪の一部起訴の論点はH29改正でなくなりました。
強要未遂の法定刑は懲役刑しかなく、捜査弁護としては強制わいせつ未遂の実質に対応した示談しかありません。
わいせつ画像送信 強要未遂の疑い 京都の海保職員逮捕=福井
2017.10.14 読売新聞
女子高生にわいせつな画像を送らせようとしたとして、敦賀署などは13日、容疑者(20)を強要未遂の疑いで逮捕した。容疑を認めている。
発表によると、工藤容疑者は9日、福井県内の女子高生にソーシャル・ネットワーキング・サービスで、「(裸の画像を)見たいけどなー」などとメッセージを送って脅し、わいせつな画像を送らせようとした疑い。女子高生が警察に届け出て、未遂に終わった。
容疑者は京都府舞鶴市の海上保安学校に所属。職員の逮捕を受けて、近藤悦広校長は取材に「逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を調査した上で、厳正に対処したい」と述べた。