児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

通貨偽造・行使で児童買春した場合

 公刊されている裁判例
福山支部H14.5.29
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/EF601E14EDBC0CE449256BED000313EE.pdf
ですが、実際の科刑状況はこうなっています。
 裁判員事件です。
 情状立証としては、行使の相手方に弁償して示談していくのですが、偽札の売買春というのは準強姦的な要素があるので高額になる可能性があります。
 対価の点で騙しても性交自体には真摯な承諾があるとして準強姦にはならないという判例があります。

懲役3年 執行猶予5年
懲役4年 実刑 没収 日本銀行券ようのもの11枚
懲役2年 06月 実刑 没収偽造通貨8枚
懲役3年 執行猶予5年 保護観察 没収偽造紙幣1
懲役3年 実刑 没収1万円札9枚 破片8片
懲役3年 執行猶予5年
懲役3年 執行猶予5年 保護観察
懲役3年 執行猶予4年 偽造1万円札5枚 デジタルビデオカセット2本
懲役3年 執行猶予5年 偽造紙幣26枚

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121210-00000590-san-soci
逮捕容疑は今年8月21日午前1時40分ごろ、深谷市内のラブホテルで、出会い系サイトで知り合った寄居町に住む10代の無職の女性とわいせつな行為をし、対価として偽造した1万円札1枚を手渡したなどとしている。
容疑者と別れた後、女性が1万円札の異常に気付き、寄居署に届け出た。同署は、偽札を作った経緯などについて、さらに調べている。