重過失致死事件の刑事和解で3000万円もらったことがあります。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20110611-567-OYT1T00893.html
自転車利用者に忘れないでもらいたいのは、事故を起こせば、代償も高くつくということだ。
近年の裁判では、例えば、自転車通学の高校生が歩行者にぶつかり脊髄損傷の重傷を負わせた事故では6000万円超、やはり高校生の自転車が歩行者を死亡させた事故では4000万円近くの賠償金支払いが命じられている。
自転車には、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)のような制度がない。賠償が巨額だと支払いは困難で、被害者も賠償を受け取れない。深刻な問題だ。
任意の保険加入も検討してみてはどうか。自転車店で点検・整備してもらった際に発行される「TSマーク」にも保険が付く。安全運転の意識も増すだろう。
健康、環境志向が高まり、自転車利用者が増えた。東日本大震災後は、交通網の混乱などで増加が加速している。だが、自転車は時に「凶器」となる。その自覚を利用者に求めたい。