児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

PTSDによる強制わいせつ致傷罪(広島地裁H22.6.15)

 判例秘書から。

広島地方裁判所平成22年6月15日
 【罪となるべき事実】
第1 省略
第2 被告人は,帰宅途中のB(当時35歳)を認めるや,Bに強いてわいせつな行為をすることを企て,平成21年2月24日午前4時5分ころ,広島市中区(以下略)所在のコーポ××303号室B方に,帰宅したBに引き続いて侵入した上,Bの口に手首付近を押し当て,Bの左胸を押すなどしてBを玄関先に押し倒して覆いかぶさる暴行を加え,Bに強いてわいせつな行為をしようとしたが,Bが叫んだことから逃走したためその目的を遂げず,その際,Bに全治期間不明の心的外傷後ストレス障害の傷害を負わせた。

(検察官菱沼洋,田村志保,石井崇史出席,弁護人羽崎靖宏[主任],山本紀史出頭)
(求刑 懲役10年,カッターナイフ1本の没収)
   平成22年6月24日
     広島地方裁判所刑事第1部
       裁判長裁判官  伊名波宏仁
          裁判官  石川貴司
          裁判官  小川 敦